FXでリスク回避?!複数通貨ペアへ分散投資

FXトレードはハイリスクだからやるべきじゃない!そのように考えて、今までFXまたは為替取引に触れてこなかった方は多いでしょう。しかし、FXにおいても安定した利益を追求できる、ローリスクローリターンの投資方法が存在するのです。それが、分散投資であり、今回はその概要とメリット、デメリットの2つの側面について解説していきます。

  • 分散投資とは?
  • FXでの分散投資
  • 分散投資のデメリット

1.分散投資とは?

分散投資とは、投資対象を一箇所に絞らず、複数の金融商品に分散させる事で、投資で発生するリスクを最小限に抑えながら長期的なリターンを見込む投資方法です。

例えば、一つの金融商品にのみ投資をしていた場合、その金融価値が上がれば大きなリターンを見込める反面、暴落してしまうと一気に自己資産を消失しかねません。しかし、分散投資で2∼3つの金融商品に投資していた場合、仮にその中の1つの価値が暴落したとしても、他の価値が維持、または上昇していれば自己資金を守る事が出来るのです。

つまり、資産を失う可能性のある投資においても、分散投資をする事でその可能性を極限に減らす事が出来るのです。実際、熟練の個人投資家のほとんどが、この分散投資し安定して利益を生んでいます。

2.FXでの分散投資

一見、為替を中心に取引するFXでは、分散投資するのは不可能と考えている方も多いでしょう。しかし、そのFXでも分散投資して長期目線で資産運用する事は可能なのです。その為、ここではFXにおける分散投資の2つの方法について解説していきます。

2‐1. 通貨ペアの分散投資

まずは、「通貨ペアの分散投資」から解説していきます。通貨ペアを分散させると聞くと、「ドル円とユーロポンド」や「ユーロドルと豪ドル円」など、全く別の通貨ペアへの投資を考える人も多いですよね。しかし、このように全く別の通貨ペアを保有している事は、分散投資とは言わず、ハイリスクなトレードになってしまう為、むしろ自己資金を失うリスクを高めてしまう可能性があるのです。

通貨ペアを分散させて投資する際は、「相関性」を用いて取引していくのが一般的です。相関性とは、「ドル円が上昇ならば、ユーロドルは下降」、「ドル円が下降ならば、ユーロ円も下降」のように対象の2つの通貨ペアが、連なって上昇、または下降のトレンドを築く事を指します。通貨ペア以外だと、ゴールドがドルとの相関性がある為、「ドル円が上昇なら、ゴールドは下降」のような状況になる事もあります。

そして、相関性を考慮して分散投資する場合、エントリーしたポジションと逆の相関性になるようにエントリーします。つまり、「ドル円が上昇、ユーロドルが下降」のトレンドで、ドル円を買いエントリーしたとすると、ユーロドルは売りでは無く、買いエントリーします。そうする事で、短期的なリターンは減ってしまいますが、この取引で資金を失ってしまうリスクを極端に減らす事が出来るのです。

効率を考えるのであれば、相関性に沿って取引していく事が重要ですが、投資、特にFXにおいて一番重要な事は総合的に損失を出さない事です。その為、少しでも長く為替相場で取引を続けたいと思う方は、通貨ペアの分散をしリスクヘッジしていく事をオススメします。

2‐2.時間的分散投資

もう一つの分散投資方法は、ドルコスト平均法を用いた「時間的分散投資」です。ドルコス平均法とは、一定額分を定期的に購入していく投資方法です。その為、正式には時間的分散ではなく、投資タイミングの分散だと思って下さい。

この方法では、購入する一定額を事前に決めておく為、価格が安い時には高めのロットまたは多くのポジションを保有する事が出来ます。反対に、価格が高い時には低めのロットで保有出来るポジションも限られます。

しかし、ドルコスト平均法を上手く活用する事で、購入する通貨ペアの価格帯を平均化出来るメリットがあるのです。さらに、高い時に多くエントリーしたり、安い時にあまりエントリーしなかったりなど、短期的な機会損失を減らす事が出来るのです。

3.分散投資のデメリット

ここまでFXの分散投資におけるメリットについて説明してきました。しかし、投資方法はどれもメリットとデメリットが混在するのです。その為、完璧と思える分散投資にも少なからずデメリットが存在します。

3-1.リターンが乏しい

これは先ほども少し触れましたが、分散投資をする際に総じて言えるのが、「投資で得られるリターンが少ない」という点です。リスクを最小限にする分、リターンが少なくなるのは避けようがない事です。その為、FXで大きな利益を出したい方は、勝負する場面とリスクヘッジする場面を分けて、資産運用していく事が望ましいです。分散投資はあくまで長期的に安定したリターンを得る方法、という事を覚えておいてください。

3‐2.管理が大変

分散投資では、複数の通貨ペアを同時に管理する必要がある為、通常のトレードに比べて少し管理する手間がかかります。

分散投資で少しでもリターンを大きくしようと考えると、相関性を持つ全ての通貨ペアを取引しようと考える人もいます。しかし、各通貨ペアの管理を怠ってしまうと、必然的にトレードにおけるリスクは上がり、結果として分散する意義が無くなってしまうのです。

その為、分散投資する際は、自分で管理出来る範囲内で行うようにしましょう。

4. 最後に

  • 複数の金融商品に投資するのが分散投資
  • FX分散投資は相関性とドルコスト平均法を活用する
  • リターンが乏しく、管理が大変であることがデメリット

今回は、FXにおける分散投資をメリット、デメリットを踏まえて解説してきました。他の金融商品に比べて、為替投資はかなりリスクが高いです。しかし、そのリスクを最小限に抑える事が出来、安定したリターンを見込めるのがFX分散投資なのです。

実際、多少のデメリットはありますが、それよりも分散投資する事のメリットの方が格段に大きい為、長期目線で資産運用を考えている方は是非参考にしてみて下さい。

タイトルとURLをコピーしました